Azure Update サマリー - 2026/09/04

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  • 一般提供11
  • 終了・非推奨1

概要: 今回の更新は、ネットワーク(Front Door WAF、Firewall、Multicloud接続、VNet IPAM)、AKS/コンテナ(Windows Server 2025、Artifact Streaming、Defender連携、Azure Files ID連携)、監視(Auxiliary Logs拡張)、VM/DB(Confidential VM、VM耐障害性、MySQL Reader Endpoint)、クラウド運用(Marketplace発注、VM Image Builder)を中心に、GA拡大とPreview投入で基盤運用性・セキュリティ・可用性を強化した内容です。

対象ブログ一覧
  1. Azure Updates

Azure Updates

1 一般提供2026年09月03日

Generally Available: Azure Virtual Network Manager IPAM in additional Azure regions

Products: Azure Virtual Network Manager

• 何が更新されたか: Azure Virtual Network Manager の IP アドレス管理機能の一般提供(GA)リージョンが、米国政府クラウド3リージョンと中国2リージョンに拡大されました。
• 主な変更点や新機能: IP 計画と割り当ての一元化、自動的な非重複アドレス割り当て、Azure Policy 連携による指定 IP プール準拠、クロスリージョン関連付けによる広域管理が提供されます。
• 影響を受ける対象: Azure・オンプレミス・マルチクラウドをまたぐ複雑なネットワークで、仮想ネットワークのアドレス設計やガバナンスを行う運用担当者・管理者が主な対象です。
• 注意点があれば記載: 既存/新規の仮想ネットワークで意図しないプレフィックス重複を防ぐには、Azure Policy で指定 IP プール運用を前提に設計・適用する必要があります。

詳細:
今回の更新は、複雑化する企業ネットワークでの IP アドレス競合リスクを抑え、運用を標準化することを目的に、Virtual Network Manager の IP アドレス管理機能を追加リージョンへ拡大したものです。機能としては、IP 計画と割り当てを集中管理し、Azure・オンプレミス・マルチクラウド間で重複しないアドレスを自動割り当てできるため、設計ミスや衝突を未然に防ぎやすくなります。さらに Azure Policy 連携により、仮想ネットワーク作成時に指定 IP プールの利用を強制でき、新規だけでなく既存ネットワークも含めたプレフィックス統制に活用できます。加えてクロスリージョン関連付けにより、複数リージョンの仮想ネットワークを横断してグローバルにアドレス空間を計画・統治できる点が実運用で有効です。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570557

2 プレビュー2026年09月02日

Public Preview: Azure Front Door profile and route level WAF policies

Products: Azure Front Door, Web Application Firewall

要約:

• 何が更新されたか: Azure Front Door の WAF で、プロファイル単位およびルート単位の WAF ポリシー関連付けがパブリックプレビューとして提供開始されました。
• 主な変更点や新機能: WAF ポリシーをプロファイル、ドメイン、ルートの各スコープに関連付けでき、ルート > ドメイン > プロファイルの優先順位で最も詳細なポリシーが適用されます。
• 影響を受ける対象: Azure Front Door を利用し、WAF による Web アプリケーション保護を構成しているすべての利用者。
• 注意点があれば記載: パブリックプレビュー段階の機能であり、複数スコープが該当する場合は最も具体的なポリシーのみが適用される点に注意が必要です。

詳細:

これまで Azure Front Door の WAF ポリシーは適用範囲の柔軟性に制約があり、複数のドメインやアプリケーションを同一プロファイルで運用する場合に、同じようなポリシーを重複して定義する必要がありました。今回のアップデートでは、プロファイル、ドメイン、ルートという3つのスコープで WAF ポリシーを関連付けられるようになり、共通のベースライン保護をプロファイル全体に適用しつつ、個別の要件を持つアプリケーションやパスには専用ポリシーを割り当てられます。たとえば、プロファイル レベルで全ドメイン共通の基本的な保護を有効にした上で、サインイン、チェックアウト、API などの機微なルートに対してより厳格なルート レベル ポリシーを適用するといった構成が可能です。複数のスコープが1つのリクエストに該当する場合は、ルート レベルがドメイン レベルより優先され、ドメイン レベルがプロファイル レベルより優先されるという最も具体的なポリシーが選択される仕組みのため、意図した保護が適用されるかを事前に確認しておくことが重要です。利用を開始するには、Azure ポータルで Azure Front Door の WAF ポリシーを作成または更新し、運用要件に合ったスコープを選択します。なお、本機能は現時点でパブリック プレビューであるため、本番環境への適用は慎重に検討してください。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=569804

3 プレビュー2026年09月02日

Public Preview: Reader Endpoint for Azure Database for MySQL

Products: Azure Database for MySQL

詳細:

Azure Database for MySQL - Flexible Server において、複数のリードレプリカを利用する際の接続管理を簡素化するため、リーダーエンドポイント機能がパブリックプレビューとして提供開始されました。この機能により、読み取り専用の接続トラフィックを複数のレプリカへ自動的に負荷分散できるようになり、アプリケーションは単一のエンドポイントを利用するだけで読み取り操作を実行できるため、アーキテクチャがシンプルになります。Azure Database for MySQLはプライマリサーバーごとに最大10台のリードレプリカをサポートしており、リーダーエンドポイント経由でトラフィックをルーティングすることで、個々のレプリカエンドポイントを個別に管理する必要がなくなり、接続管理の効率化とパフォーマンスの最適化、スケーラビリティおよび耐障害性の向上が期待できます。

要約:

  • 何が更新されたか: Azure Database for MySQL - Flexible Serverでリーダーエンドポイント機能がパブリックプレビューとして提供開始された
  • 主な変更点や新機能: 複数のリードレプリカへの読み取り専用トラフィックを単一エンドポイントで自動負荷分散できるようになった
  • 影響を受ける対象: 複数のリードレプリカ(最大10台)を使用するAzure Database for MySQL - Flexible Serverの利用者
  • 注意点があれば記載: 現時点ではパブリックプレビュー機能である点に留意が必要

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=569653

4 一般提供2026年09月01日

Generally Available: Microsoft Defender for Cloud support for Azure Container Apps (Serverless Containers Posture)

Products: Azure Container Apps

要約:

• 何が更新されたか: Azure Container Apps 環境を Microsoft Defender for Cloud の Serverless Containers Posture 機能に統合できるようになった
• 主な変更点や新機能: Container Apps リソースの可視化と、ID・ネットワーク・コンテナ/イメージ構成などのリスク評価、攻撃経路分析による露出の早期特定が可能に
• 影響を受ける対象: Azure Container Apps を利用するセキュリティチームおよびコンテナ環境の運用担当者
• 注意点があれば記載: 特になし

詳細:

本アップデートは、コンテナ環境全体にわたるセキュリティ体制管理を単一のワークフローから拡張できるようにすることを目的としています。これにより、Azure Container Apps を Microsoft Defender for Cloud の Serverless Containers Posture 体験に組み込むことができ、セキュリティチームはより広範なコンテナ資産の可視性を得られるようになります。具体的には、ID 管理、ネットワーク構成、コンテナやイメージの設定といった観点からリスクを評価できるほか、攻撃経路分析を活用することで潜在的な脅威の露出をより迅速に特定できます。活用シナリオとしては、複数のコンテナ環境にまたがるリスクを一貫して評価し、手動での確認作業を減らしながらセキュリティ対応の効率化を図るケースが想定されます。結果として、Container Apps デプロイのセキュリティ確保における統一的な体制の構築と、より高い信頼性の実現につながります。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570282

5 終了・非推奨2026年09月01日

Generally Available: Windows Server 2025 on AKS

Products: Azure Kubernetes Service (AKS)

詳細:

Windows Server旧バージョンのサポート終了に備え、AKSでWindows Server 2025の一般提供(GA)サポートが開始されました。Stable ABI、Generation 2 VMの既定化、containerd 2.0、FIPSの既定有効化により、互換性・セキュリティ・運用性が向上します。Windowsベースのコンテナワークロードを最新環境へ移行し、AKS上でより安全かつ効率的に運用できます。既存環境からの移行時は、アプリケーションやコンテナがWindows Server 2025および新しいコンテナランタイムに対応しているか確認が必要です。

要約:

• 何が更新されたか: AKSでWindows Server 2025のGAサポートが開始されました。
• 主な変更点や新機能: Stable ABI、Generation 2 VMの既定化、containerd 2.0、FIPSの既定有効化が提供されます。
• 影響を受ける対象: Azure上のAKSでWindowsベースのコンテナワークロードを運用する組織が対象です。
• 注意点があれば記載: 移行前にアプリケーションとコンテナのWindows Server 2025およびcontainerd 2.0対応を確認してください。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570090

6 一般提供2026年09月01日

Generally Available: Artifact Streaming on AKS

Products: Azure Kubernetes Service (AKS)

詳細:
Azure Kubernetes Service(AKS)でコンテナ化ワークロードを高速化するため、Azure Container Registry(ACR)のArtifact streaming機能が利用可能になりました。この機能は、コンテナイメージ全体がクラスターに完全にプルされるのを待つことなく、ワークロードをスケールできるようにすることを目的としています。具体的には、イメージデータをストリーミング形式で提供することで、必要な部分から順次利用開始できる仕組みとなっており、大規模なイメージを扱う環境や急速なスケールアウトが求められるシナリオで特に有効です。AKSとACRの連携強化により、コンテナ運用の起動時間短縮とスケーラビリティ向上が期待できます。

【要約】
• 何が更新されたか: AKSでACRのArtifact streaming機能が利用可能になった
• 主な変更点や新機能: イメージの完全プルを待たずにワークロードをスケール可能にする機能が追加
• 影響を受ける対象: AKSでコンテナワークロードを運用するユーザーおよびACRを利用する環境
• 注意点があれば記載: 特になし

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570095

7 一般提供2026年09月01日

Generally Available: Confidential VMs for Azure Linux

Products: Azure Kubernetes Service (AKS)

詳細:
Confidential Virtual Machines(CVM)は、テナントに対して強固なセキュリティと機密性を提供する技術です。今回、AKS(Azure Kubernetes Service)においてAzure Linux向けのCVMサポートが一般提供(GA)となり、機密性の高いコンテナワークロードをコードのリファクタリングなしにAKSへ移行できるようになりました。ユーザーはサポートされるCVM対応のVMサイズを使用して新しいノードプールを作成でき、その際のノードにはCVM向けに特別に構成されたAzure Linux 3のカスタムイメージが使用されます。これにより、機密性の高いワークロードもAKSの各種機能(スケーリング、オーケストレーション等)を活用しながら安全に運用できるようになります。関連するAzureサービスとしてはAKSおよびAzure Linuxが挙げられます。

要約:

  • 何が更新されたか: AKSにおけるAzure Linux向けConfidential VM(CVM)ノードプールのサポートが一般提供(GA)となりました。
  • 主な変更点や新機能: サポート対象のCVM VMサイズとAzure Linux 3を用いた新しいノードプールの作成が可能になりました。
  • 影響を受ける対象: 機密性の高いコンテナワークロードをAKS上で運用する組織やユーザーが対象です。
  • 注意点があれば記載: 特になし

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570100

8 一般提供2026年09月01日

Generally Available: Purchase order mapping available in Microsoft Marketplace

詳細:

Microsoft Marketplace での購入を企業の会計処理ニーズに合わせて管理できるよう、購入注文(PO)マッピング機能が提供されます。この機能は、Marketplace 購入を含む Microsoft の請求書の配分を支援し、組織のクラウドおよび AI 関連支出の照合作業を容易にすることを目的としています。具体的には、購入注文単位での補足的な請求書ビューを取得できるほか、請求後最大3か月間は支出の再割り当て(remap)が可能となり、ビジネス要件の変化に応じて柔軟に対応できます。これにより、経理チームは請求データをより正確に部門やプロジェクトへ割り当てられるようになります。特別な制限事項は明記されていませんが、再割り当て可能な期間が請求後3か月までである点には留意が必要です。

要約:

  • 何が更新されたか: Microsoft Marketplace の購入に対して購入注文(PO)マッピング機能が追加された
  • 主な変更点や新機能: 購入注文別の請求書ビュー取得と、請求後最大3か月間の支出再割り当てが可能になった
  • 影響を受ける対象: Microsoft Marketplace を利用し、クラウド・AI支出の会計管理を行う組織や経理チーム
  • 注意点があれば記載: 支出の再割り当てが可能な期間は請求後3か月までに限られる

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=569700

9 一般提供2026年09月01日

Generally Available: Azure Firewall auto-learn SNAT routes

Products: Azure Firewall

• 何が更新されたか: Azure Firewall の「auto-learn SNAT routes」が一般提供(GA)となり、宛先プレフィックスの自動学習と No-SNAT 範囲への自動適用が可能になりました。
• 主な変更点や新機能: 登録済みおよびプライベート宛先プレフィックスを定期的に自動学習し、送信元 IP を保持するために No-SNAT レンジとして反映する機能が正式化されました。
• 影響を受ける対象: Azure Firewall で SNAT 設定を運用しているネットワーク管理者、セキュリティ運用担当者、プライベート宛先への通信で送信元 IP 保持が必要なシステムが対象です。
• 注意点があれば記載: 自動化で運用負荷は下がる一方、期待どおりに送信元 IP が保持されるよう学習対象プレフィックスや通信要件との整合性確認は引き続き重要です。

詳細:
このアップデートは、Azure Firewall における SNAT 管理の複雑さを軽減しつつ、通信時の元の送信元 IP を維持しやすくすることを目的としています。今回 GA となった auto-learn SNAT routes により、登録済みおよびプライベートの宛先プレフィックスが定期的に自動学習され、No-SNAT 範囲として適用されるため、手動での SNAT ルート調整作業を大幅に簡素化できます。これにより、監査やアクセス制御で送信元 IP の可視性が求められるシナリオで活用しやすく、Azure 上のネットワークセキュリティ運用の効率化に寄与します。特にプライベート宛先への通信が多い環境で効果が高い一方、既存の通信要件やルーティング設計と矛盾しないよう運用時の確認は必要です。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570474

10 一般提供2026年09月01日

Generally Available: Azure Copilot Observability Agent supports Basic and Auxiliary table plans

Products: Azure Monitor, Azure Copilot

• 何が更新されたか: Azure Monitor の Azure Copilot Observability Agent が、対話分析と詳細調査で Log Analytics の Basic および Auxiliary テーブル プランのデータにも対応しました。
• 主な変更点や新機能: コンテナーの stdout/stderr、監査ログ、ノード syslog など高頻度テレメトリを低コストなテーブル プランへ移行しても、メトリックやトレース、トポロジ、Azure リソース情報とあわせてエージェント分析に活用できるようになりました。
• 影響を受ける対象: Azure Monitor と Log Analytics を利用し、特に AKS/ Kubernetes 運用で ContainerLogV2、AKS 監査ログ、コントロールプレーン ログなど大量ログを扱う運用チームが主な対象です。
• 注意点があれば記載: 対象テーブルがすでに Basic または Auxiliary プランなら追加設定は不要で、活用可否は対象テーブルの適用条件に依存します。

詳細:
今回の更新は、Azure Monitor 上の Azure Copilot Observability Agent が扱える運用データ範囲を広げ、コスト最適化と調査効率を両立することを目的としています。これにより Log Analytics の Basic および Auxiliary テーブル プランのデータが対話的な分析や深掘り調査に含まれ、高頻度で発生するテレメトリをより低コストな保管プランへ寄せながらも、AI 支援の分析文脈を維持できます。特に Kubernetes/AKS では ContainerLogV2、監査ログ、コントロールプレーン ログのような大量データを Basic プラン候補として運用しやすく、メトリック、トレース、トポロジ、Azure リソース情報と組み合わせた統合的なトラブルシュートが可能です。なお、対象テーブルがすでに Basic または Auxiliary を利用中であれば追加のユーザー設定は不要です。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570250

11 一般提供2026年09月01日

Generally Available: Azure Monitor Auxiliary Logs Plan in Azure Government and China regions

Products: Azure Monitor

詳細:
Azure Monitor Logs の Auxiliary テーブル プランは、コンプライアンスや監査で必要となる大量かつ詳細なログを、コストを抑えて取り込み・保持することを目的とした仕組みです。今回、この Auxiliary Logs がソブリンクラウド環境で正式提供となり、Azure Government(Fairfax)および Azure China で一般提供になりました。これにより、規制対応が求められる組織でも、監査用途の高ボリュームログを Azure Monitor Logs 上で運用しやすくなります。特にパブリッククラウド以外のリージョン要件を持つ組織にとって、ログ管理方針を維持したまま Azure Monitor の運用を拡張できる点が重要です。

• 何が更新されたか: Azure Monitor Logs の Auxiliary Logs が Azure Government(Fairfax)と Azure China のソブリンクラウドで一般提供になりました。
• 主な変更点や新機能: 高ボリュームで詳細な監査・コンプライアンス向けログを低コストで取り込み・保持できる Auxiliary テーブル プランの利用可能範囲がソブリンクラウドに拡大しました。
• 影響を受ける対象: Azure Government や Azure China を利用し、監査・コンプライアンス要件に対応するため大量ログを Azure Monitor Logs で管理する組織が主な対象です。
• 注意点があれば記載: 機能提供先はソブリンクラウド(Azure Government Fairfax と Azure China)であり、適用時は各環境の運用・規制要件に合わせた設計確認が必要です。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=569899

12 一般提供2026年09月01日

Generally Available: Azure Monitor Auxiliary Logs Plan support for Azure tables and plan switching

Products: Azure Monitor

• 何が更新されたか: Azure Monitor Logs の Auxiliary テーブル プランで、標準 Azure テーブルの一部サポートと Analytics/Auxiliary 間の既存テーブル切り替えが一般提供されました。
• 主な変更点や新機能: DCR ベースのカスタム テーブル(_CL)に加えて一部の標準テーブルを Auxiliary で扱えるようになり、テーブル再作成なしでプランをインプレースかつ可逆的に変更できます。
• 影響を受ける対象: コンプライアンス監査向けに大量で冗長なログを低コスト保管したい Azure Monitor Logs 利用者と、既存テーブル/クエリ/連携を維持したい運用チームが対象です。
• 注意点があれば記載: 標準テーブルは「一部のみ」が対象であり、必要なテーブルがサポート範囲に含まれるか事前確認が必要です。

詳細:
今回の更新は、参照頻度は低いものの監査やコンプライアンスのために保持が必要な大量ログを、より低コストで運用しやすくすることを目的としています。従来は Auxiliary 利用時に DCR ベースのカスタム テーブル中心となり、標準テーブルのデータを別パイプラインで整形する負担がありましたが、一般提供により一部の標準 Azure テーブルをそのまま Auxiliary で保持でき、テーブル名・スキーマ・既存クエリを維持できます。さらに既存テーブルを Analytics と Auxiliary の間で再作成なしにインプレースで切り替え可能となり、履歴・スキーマ・既存連携を保ったまま運用方針に応じて戻すこともできます。これにより、平時はコスト重視で Auxiliary、分析ニーズ増加時は Analytics に戻すといった柔軟な運用がしやすくなります。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=569904

13 プレビュー2026年08月31日

Public Preview: Per-disk resiliency for Azure VMs

Products: Azure Disk Storage

詳細:

Azure VM がマネージド ディスクへ長時間アクセスできない場合、従来は接続回復後に VM を再起動して復旧する動作が既定でした。今回、選択リージョンのパブリック プレビューとして、個別のデータ ディスク障害だけを切り離して復旧できる per-disk resiliency が追加されました。これにより、VM 本体や他のディスクを稼働させたまま、影響を受けたディスクのみをオフライン化し、接続回復後に自動で再接続できます。バックアップ用ディスク、クラスター構成、コンテナーの永続ボリュームなど、単一ディスク障害をアプリケーション側で許容できる環境に適しています。なお、この機能は Azure Managed Disk ごとのオプトインであり、OS ディスクは従来どおり VM 再起動による復旧動作を使用します。

要約:

• 何が更新されたか: Azure Managed Disk に対して、ディスク単位で復旧できる per-disk resiliency がパブリック プレビューで追加されました。
• 主な変更点や新機能: 障害が発生したデータ ディスクのみをオフライン化し、VM と他のディスクは稼働を継続できます。
• 影響を受ける対象: 単一データ ディスクの一時的な喪失を許容できる Azure VM、クラスター、共有ディスク、コンテナー ワークロードが対象です。
• 注意点があれば記載: 機能はディスクごとのオプトインで、対象ディスクのオフライン中は I/O エラーが返り、OS ディスクは従来の VM 再起動復旧が継続されます。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=569711

14 プレビュー2026年08月31日

Public Preview: Azure Multicloud Interconnect

Products: Azure ExpressRoute

• 何が更新されたか: Azure と他クラウド間のプライベート接続を提供するマネージドサービス「Azure Multicloud Interconnect」のパブリックプレビューが開始され、初期対応として AWS が利用可能になりました。
• 主な変更点や新機能: Azure ポータルから接続先クラウド、リージョン、帯域を選んでガイド付きで構成でき、Azure 仮想ネットワークと対応クラウド側仮想ネットワークを高性能かつ回復性を備えたプライベート接続で連携できるようになりました。
• 影響を受ける対象: Azure と AWS など複数クラウドにアプリケーション、データ、AI、基幹ワークロードを分散配置しており、クラウド間接続の設計・運用負荷を下げたい企業や運用チームが対象です。
• 注意点があれば記載: 現時点はパブリックプレビューのため機能や対応プロバイダー範囲が限定される可能性があり、初期対応は AWS のみです。

詳細:
今回のアップデートは、マルチクラウド利用の拡大に伴って複雑化しやすいクラウド間ネットワーク接続の導入・運用を簡素化することを目的としています。Azure Multicloud Interconnect はマネージド型で Azure と対応クラウドをプライベートに接続し、ミッションクリティカルな用途を意識した回復性と高性能な通信を提供します。利用者は Azure ポータル上でクラウドプロバイダー、リージョン、帯域を選択し、ガイド付きのオンボーディングで接続を構築できるため、従来より短時間でマルチクラウド環境を立ち上げやすくなります。構築後は Azure 仮想ネットワークと対応クラウド側仮想ネットワークを直接連携でき、分散アプリやデータ連携、AI ワークロード運用の効率化に活用できます。プレビュー段階では初期対応が AWS である点を踏まえ、本番適用時は提供範囲や仕様変更の可能性を確認することが重要です。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570364

15 一般提供2026年08月28日

Generally Available: Workload identity support for Azure Files CSI driver (SMB) in Azure

Products: Azure Files, Azure Kubernetes Service (AKS)

• 何が更新されたか: AKS の Azure Files CSI ドライバーで、SMB ファイル共有に対する Pod 単位認証として Workload Identity がサポートされました。
• 主な変更点や新機能: 従来のノード単位に近いアクセス制御から、アプリケーション Pod ごとの最小権限アクセスを実現できるようになり、より細かなセキュリティ制御が可能になりました。
• 影響を受ける対象: AKS 上で Azure Files(SMB)を永続ボリュームとして利用し、特にコンプライアンス要件の厳しい業界でアクセス権限管理を行う運用者・開発者が対象です。
• 注意点があれば記載: 利用には Azure Files と AKS の両方がサポートされるリージョンである必要があります。

詳細:
今回の更新は、AKS で Azure Files を利用する際の認証と権限管理をより厳密にすることを目的としており、Azure Files CSI ドライバーが Workload Identity に対応したことで、Pod 単位で SMB ファイル共有へアクセスできるようになりました。これまでのマネージド ID によるストレージアカウントキー不要の運用を維持しつつ、ノード単位ではなくアプリケーションごとに必要なデータだけへ権限を絞れるため、最小権限設計を実装しやすくなります。たとえばマルチテナント構成や業務別マイクロサービスで、Pod ごとにアクセス先や権限を分離するシナリオに有効です。特に厳格な監査・規制対応が必要な環境で有用であり、AKS と Azure Files が利用可能な全リージョンでこの機能を活用できます。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570120

16 一般提供2026年08月28日

Generally Available: Azure VM Image Builder in sovereign and air-gapped clouds

Products: Azure VM Image Builder

• 何が更新されたか: Azure VM Image Builder が Azure Government、China North 3、Azure Government Secret、Azure Government Top Secret で一般提供開始され、ソブリン/分離環境でも利用可能になりました。
• 主な変更点や新機能: 自己管理のビルド基盤不要のフルマネージドなイメージ自動構築、クラウド横断での共通テンプレート運用、ハードニング/検証の反復実行、Azure Compute Gallery への発行と同一クラウド内リージョン複製に対応します。
• 影響を受ける対象: 規制産業、政府・公共部門、データ主権や厳格なデータ所在地・分離要件を持つワークロードを運用し、標準化されたゴールデンイメージを必要とする組織が主な対象です。
• 注意点があれば記載: 画像配布のリージョン複製は同一クラウド内が前提であり、各環境のコンプライアンス要件に沿ったテンプレート設計と検証運用が必要です。

詳細:
今回の更新は、グローバル Azure で利用してきた Azure VM Image Builder を、政府系や主権クラウド、分離要件の高い環境でも同一の運用モデルで使えるようにすることを目的としています。これにより、ユーザーは自己ホスト型のビルドサーバーを用意せずに、OS 設定やセキュリティベースライン、準拠チェックを含むイメージ作成を自動化し、再現性の高い標準イメージを継続的に生成できます。さらに、共通テンプレートとワークフローをグローバル Azure とソブリンクラウド間で揃えやすくなり、運用標準化と監査対応を両立しやすくなります。作成したイメージは Azure Compute Gallery に発行して同一クラウド内の複数リージョンへ複製できるため、規制環境での展開効率と一貫性の向上に有効です。

URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=570105

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