Azure Update サマリー - 2025/12/12
今回の更新件数: 4 件
概要: 今回の更新では、Azure DatabricksのダッシュボードサブスクリプションがMicrosoft Teamsをサポートするパブリックプレビューが開始されました。また、Azure Sphere OSのバージョン25.12が一般提供され、評価が可能になりました。さらに、Application Gateway V2 SKUsにおいてFIPS準拠モードが一般提供され、Azure Files Premium LRSのゾーン配置が特定の地域で利用可能になりました。
対象ブログ一覧
1. Azure Updates
Azure Updates
Title: Public Preview: Azure Databricks Dashboard subscriptions now support Microsoft Teams
Date: 2025年12月11日
Products: Azure Databricks
要約:
- 何が更新されたか: Azure Databricks のダッシュボード購読機能が Microsoft Teams で拡張されました。
- 主な変更点や新機能: チームのワークフローに直接データを提供し、迅速な意思決定をサポートします。
- 影響を受ける対象: Microsoft Teams を利用するチームや組織。
- 注意点があれば記載: 特になし
詳細:
Azure Databricks のダッシュボード購読機能が拡張され、Microsoft Teams でのコラボレーションがより効率的になりました。このアップデートにより、チームのワークフローに直接タイムリーで実用的なデータが提供され、メールを確認したりツールを切り替えたりする必要が減少します。これにより、迅速な意思決定が可能となり、リアルタイムでのチームの整合性が保たれます。この機能は、データ、AI、コラボレーションを統合するというMicrosoftの広範なビジョンの一環として、Microsoft 365エコシステム内でインサイトをアクションに結びつけることを支援します。
URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=536907
Title: Generally Available: Azure Sphere OS version 25.12 is now available for evaluation
Date: 2025年12月11日
Products: Azure Sphere
要約:
- 何が更新されたか: Azure Sphere OS バージョン 25.12 が Retail Eval フィードで評価可能になった。
- 主な変更点や新機能: 顧客向けの変更はないが、内部のビルドシステムに大きな変更がある。
- 影響を受ける対象: Azure Sphere OS を使用する開発者や企業。
- 注意点があれば記載: 25.12 は Retail フィードに昇格されず、次の Retail リリースは 26.02 になる。
詳細:
Azure Sphere OS バージョン 25.12 が Retail Eval フィードで評価可能となり、内部のビルドシステムに大きな変更が加えられています。このリリースは、顧客向けの変更は含まれていないものの、評価期間が2026年2月まで延長され、顧客が十分にテストできるようになっています。25.12の後には、26.02が標準の14日間の評価期間を経てRetailフィードに昇格される予定です。したがって、25.12はRetailフィードに昇格されず、次のRetailリリースは26.02になります。この期間中に、アプリケーションとデバイスが25.12および26.02のリリースで正常に動作することを確認する必要があります。Azure Sphere OSのフィードや評価デバイスグループの設定については、関連するドキュメントを参照してください。技術サポートが必要な場合は、Azure Sphereのサポートオプションを確認してください。
URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=541784
Title: Generally Available: FIPS compliant mode for Application Gateway V2 SKUs
Date: 2025年12月09日
Products: Application Gateway
要約:
- 何が更新されたか: Azure Application Gateway V2がFIPSモードをサポートするようになりました。
- 主な変更点や新機能: FIPSモードを有効にすると、FIPS準拠のTLSポリシーのみが使用されます。
- 影響を受ける対象: FedRAMPセキュリティ要件を満たす必要があるユーザー。
- 注意点があれば記載: 特になし
詳細:
Azure Application Gateway V2が新たにFIPSモードをサポートするようになり、これにより米国政府の標準であるFIPS 140-2に準拠した暗号モジュールのセキュリティ要件を満たすことが可能になりました。このモードは、デプロイ時またはその後いつでも有効にすることができ、FIPS準拠の事前定義されたTLSポリシーやカスタムTLSポリシーのみを使用することでセキュリティを強化します。これにより、FedRAMPセキュリティ要件を満たすことが求められるシナリオでの利用が促進されます。特に注意すべき点や制限事項はありません。
URL: https://azure.microsoft.com/updates?id=536712
Title: Generally Available: Zonal placement for Azure file shares Azure Files Premium LRS in select regions.
Date: 2025年12月05日
Products: Azure Files
要約:
- 何が更新されたか: Azure Files Premium LRS のゾーン配置機能が一部の地域で一般提供開始。
- 主な変更点や新機能: ストレージアカウントを特定の可用性ゾーンに固定することで、ゾーンの局所性を明示的に制御可能。
- 影響を受ける対象: ミッションクリティカルなワークロードを扱うユーザー。
- 注意点があれば記載: 特になし。
詳細:
Azure Files Premium LRS のゾーン配置機能が一部の地域で一般提供され、ストレージアカウントを特定の可用性ゾーンに固定することで、ゾーンの局所性を明示的に制御できるようになりました。この機能により、高可用性、障害の分離、そしてミッションクリティカルなワークロードに対する予測可能な低レイテンシパフォーマンスが実現されます。コンピュートとストレージを同じゾーンに配置することで、クロスゾーン展開と比較して10〜40%のレイテンシ削減が可能です。ゾーンを意識した制御を活用して、より強固な障害分離を持つアーキテクチャを設計することができます。関連する Azure サービスとの連携により、効率的なシステム構築が可能です。