環境のリセット方法 & トラブルシューティング

環境が不安定になった場合、または新しい開発環境を作成する必要がある場合は、WSL と Docker 環境をリセットすることができます。この手順では、WSL と Docker 環境をリセットする方法について説明します。また、非推奨の WSL Docker コンテキストの削除方法や、一般的なトラブルシューティングについても説明します。

環境のリセット方法

WSL で Docker 環境をリセットするには、WSL ディストリビューションのコマンド ラインを開いて、次の手順を実行します。

  1. Docker コンテナーの停止

    すべての Docker コンテナーを停止します。

    docker stop $(docker ps -a -q)
    
  2. Docker コンテナーの削除

    すべての Docker コンテナーを削除します。

    docker rm $(docker ps -a -q)
    
  3. Docker イメージの削除

    すべての Docker イメージを削除します。

    docker rmi $(docker images -q)
    

WSL をリセットするには、次の手順を実行します。

  1. WSL ディストリビューションの停止

    WSL ディストリビューションを停止します。

    wsl --shutdown
    
  2. WSL ディストリビューションの削除

    削除したいディストリビューションの名前を確認するには、次のコマンドを実行します。

    wsl --list
    

    WSL ディストリビューションを削除します。

    wsl --unregister <DistroName>ここは削除したいディストリビューションの名前
    
  3. WSL ディストリビューションの再起動

    WSL ディストリビューションを再起動します。

    wsl
    

これで、WSL と Docker 環境がリセットされました。必要に応じて、再度インストールして、新しい開発環境を作成して開発を再開できます。

トラブルシューティング

非推奨の WSL Docker コンテキスト

WSL 用 Docker の初期 Tech Preview を使用していた場合、”wsl” コンテキストが非推奨になった可能性があります。次のコマンドで確認できます: docker context ls。削除するには docker context rm wsl を使用します。

非推奨の WSL コンテキストで発生するエラーには、docker wsl open //./pipe/docker_wsl: The system cannot find the file specified. などがあります。詳細は こちらを参照してください。

WSL の一般的なトラブルシューティングについては、こちらを参照してください。