環境のリセット方法 & トラブルシューティング
環境が不安定になった場合、または新しい開発環境を作成する必要がある場合は、WSL と Docker 環境をリセットすることができます。この手順では、WSL と Docker 環境をリセットする方法について説明します。また、非推奨の WSL Docker コンテキストの削除方法や、一般的なトラブルシューティングについても説明します。
環境のリセット方法
WSL で Docker 環境をリセットするには、WSL ディストリビューションのコマンド ラインを開いて、次の手順を実行します。
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Docker コンテナーの停止
すべての Docker コンテナーを停止します。
docker stop $(docker ps -a -q)
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Docker コンテナーの削除
すべての Docker コンテナーを削除します。
docker rm $(docker ps -a -q)
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Docker イメージの削除
すべての Docker イメージを削除します。
docker rmi $(docker images -q)
WSL をリセットするには、次の手順を実行します。
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WSL ディストリビューションの停止
WSL ディストリビューションを停止します。
wsl --shutdown
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WSL ディストリビューションの削除
削除したいディストリビューションの名前を確認するには、次のコマンドを実行します。
wsl --list
WSL ディストリビューションを削除します。
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WSL ディストリビューションの再起動
WSL ディストリビューションを再起動します。
wsl
これで、WSL と Docker 環境がリセットされました。必要に応じて、再度インストールして、新しい開発環境を作成して開発を再開できます。
トラブルシューティング
非推奨の WSL Docker コンテキスト
WSL 用 Docker の初期 Tech Preview を使用していた場合、”wsl” コンテキストが非推奨になった可能性があります。次のコマンドで確認できます: docker context ls
。削除するには docker context rm wsl
を使用します。
非推奨の WSL コンテキストで発生するエラーには、docker wsl open //./pipe/docker_wsl: The system cannot find the file specified.
などがあります。詳細は こちらを参照してください。
WSL の一般的なトラブルシューティングについては、こちらを参照してください。